手帳大事。本当に大事。
今年ほぼ日を使ってつくづくそう思った。
…のだが、残念ながら上手に使いこなせたとはとても言い難い。
そんなわけで、来年はほぼ日から乗り換えることにした。
プライベート用の手帳はEDiTにすることにしたが、仕事用はしっくりくるものがない。
手帳がもっとたくさん出回る時期になればあるのかもしれないが、残念ながら欲しいと思ったらそんなに待てないのだ。
ということで、恒例の手帳自作の流れと相成ったのである。
どんな手帳が欲しいのか
まずは「欲しい機能」を明確にする。
仕事用なので、機能はミニマルでいい。
デイリー・ウィークリーは必須、マンスリーはいらない。
ほぼ日手帳を使用して感じた不満がいくつかあるので、それを解消してくれる手帳が欲しい。
やはり1日1ページは埋められない…
そして、方眼はやはり5mmくらいは欲しい。
無地とか細めの罫線も好きだが、図も書くのでグリッド+ガイドとなる点くらいは最低でも付いていること。
フリクションで書いた字を消したあと、紙がボコボコにならないようにしたい。
これは紙の厚みに起因するんだと思う。
携帯性は良くなるが、それにしたってトモエリバーは薄すぎる。
薄すぎて、表の文字を消すと裏の文字も一緒に消えてしまう。
これは「ほぼ日手帳×フリクション」ユーザーあるあるなのではないだろうか。
この辺りを全てクリアする手帳、やはり自作しか道がないように思う。
ノートを選ぶ決めては「紙質」
方針が決まったところで、次はノート選びだ。
今までなら単に「デザインが好き」という理由だけで筆記具を決めていたのだが、最近は「書き味重視」に変わった。
私をそんな風に変えた紙がこれである。
表面がツルツル、ものすごく書きやすい。
勉強用だし図表罫が使いやすいかなーという軽い気持ちで選んだのだが、大当たりだった。
「ルーズリーフなんて100均のでいいやん」って思ってた自分を体育館の裏に呼び出して小一時間説教したい。
そのくらい衝撃的な出会いだった。
紳士なノートの紙質が素晴らしすぎる
紳士なノートに行き着くまでに、色々なノートを見た。
最終候補まで残ったのは、MDノート、スタンディア、スパイラルノート(マルマン)、そして先の図表罫である。
スタンディア
スタンディア、これはなかなか好みだった。
方眼あるし、紙質ツルツル。いい。
…のだが、その方眼罫が水色で視認しにくいのである。
コピーの邪魔にならないようわざとそうしてあるようだが、、私にとってはそれが仇となった。
スパイラルノート
スパイラルノートは事前にノーマークだったが、店頭で見てる限りはなかなか良さそうだった。
ただ、リングノートは書くときにリングが邪魔になる気がする。
今回は見送り。でも他の用途で買うかもしれない。
その他
他にもモレスキンなどの有名どころは大体手で触って確認した。
案外良かったのが、ホームセンターに売ってた黒いビニールのカバーのついたノート(作っている会社名は忘れた)。
紙が分厚くてツルツル、かなり好きな感じである。
でもいかにも「ビジネス」という見た目がイマイチ。
持ち物を黒系で固めるのがビジネスでのデフォルトのような気もするのだが、私は極力それを避けている。
もっと明るく楽しく仕事がしたいのだ、私は。
手帳の中身
ウィークリー
まずウィークリー。こんな感じ↓
土日は省略。仕事用だから必要なし。
まずは左に今週の予定を書いて、それを組み込む。
タスク増えるのがわかってるから、キッチリとした時間は書かない。
点線の上にAM、下にPMの予定を書く、そう決めてるくらい。
下の方が枠が大きいのは残業で時間伸ばせるから(笑)
線はHI-TECの0.5で書いている。
かなり地味な感じだが、これが色ペンやら付箋やらでかなり派手になる。
仕事の内容が書いてあるので見せられないのが残念。
デイリー
デイリーはもっとシンプルだ。
これもいろんな記録や考えたことを書いてたらすぐいっぱいになる。
予定管理というより、業務日誌化してる。
足りなくなったら別の紙に書いて、後で貼るスタイルにしている。
チラ裏に書いたようなメモが、案外いいところついてたりするのだ。
プライベート用ならもっと絵を描いたりシール貼ったりするだろうが、それはEDiT使う時のお楽しみにしておこう。
日付、最初は手書きでやってたのだが、先日スタンプを手に入れたのでそれを使うことに。
amazonレビューには「説明書が不親切」とあるが、はっきり言って説明書読む必要ないレベルで操作は簡単である。
フォントがスッキリかわいくていい感じ。
自作手帳の使い勝手は?
はっきり言って、ものすごく使いやすい。5mm方眼最高。
自分用にカスタマイズされているので、当然といえば当然なのだが。
市販の手帳だとなかなかこうはいかない。
だが逆に、自分の想像を超えたものにもならない。
例えばジブン手帳のLIFE。
私は絶対書かないと思うから自作手帳にはああいうページ組み込まないけど、キマグレにやってみたら色々発見するかもしれない。
自分の必要な機能だけにすることで、そういう「新たなことに出会う」ことに関する機会損失をしているとは思う。
紳士なノートの欠点
すごくお気に入りのノートではあるが、当然欠点もある。
1つは表面の強度が弱いこと。
マステとか全面のりの付箋とか、粘着がきつめのものを貼ると、はがすときに紙の表面が破れてしまう。
普通の付箋はまったく問題ないが、逆に付箋自体がはがれやすくてあまり好きになれない。
もう1つ、裁断の精度が悪い。
右ページと左ページの罫線がずれていたり、微妙に斜めになってたりする(ほんとに微妙にだが)。
これが結構気になるのは、私が神経質なんだろうか。
たまたま引きが悪かったのか、全数的にこうなのか。そこはよく分からない。
ただ、こういう欠点をスルーできるくらいに書き心地は素晴らしい。
値段は下げなくていいから、今後もこのクオリティを維持しつつ存続してほしいノートだなあと思う。