「女子」っぽさについての話

どーもおはようございます。
がちゃまにあです。

一昨日「はてな女子になりたいようなそうでもないような、でも結局なっちゃった話 - がちゃまにあ日報」という記事を書きました。

『「はてな女子」かを決めるのは運営の独断』=入ってない私は女性認識されてない!!
なんてことに地味に衝撃を受けまして(笑)
リアルでも男扱いされてるのに、ネットでも女性認識されないのか!?と思うとなんだかねえ。

はてな女子」には入らんくていいけど、せめて読者様には女性と認識してもらおう!
ということでデザイン変えました。
(追記:微妙にいじくりました)

まあアイコンは秋山熱が下がるまでは変えないけどねー(笑)

昔は「女子」であることが嫌だった

いまでこそこんな風に「女性」アピールできるようになった私ですが、
子どもの頃はほんとに「女子」であることが嫌だったんですよねえ。
「女子」だから持ち物は赤やピンク、「女子」だからやさしく、「女子」だから手伝いをしなさい・・・などなど。

直接言われたことはあまりないけど、暗黙のルールがあるのは感じていたな。
長女なので余計だったのかも知れないけど。

ランドセルも赤か黒(たまに茶や緑やピンク)だったし、専業主婦もたくさんいたし、
社会全体を見ても、今より性差がはっきり付いてましたね。

そして私のなかで影響が大きかったのが生まれ順。
大体どの家庭でもそうだと思うんですが、
第一子は兄弟の中でリーダー的な役割も果たさなきゃいけません。
リーダーって男性的な要素が求められるんですよねー。
強くて正しくて公平で・・・ってやつ。
おかげさまでケンカが強くなりました(笑)

家でも学校でもその立ち位置を求められたので、私の価値観はかなり「男性」寄りに。
でも社会の雰囲気は「女の子らしく」だったので、内心ものすごく反発してましたねえ。

だからスカートとか絶対はかなかったし(制服が嫌で私服高校へ)。
人形やままごとより、ミニ四駆とゲームだったし(アバンテにものすごい衝撃を受けた)。
めっちゃ筋トレしてたし(おかげで今でも結構筋肉質)。
少女マンガなんか読んだこともない(りぼんよりジャンプでしょ!)。

こんな女子力0な思春期を過ごしていたがちゃまにあでした。
今でも男性と話していたほうが話が合って楽しいです(笑)

女子でもいいじゃあないか

そんな私が「女子(女性)」な自分を受け入れるようになったのは高校に入ってから。
理由はすごく単純。
「先輩がかわいがってくれたから」です。

同じ学年だと「グループ」というものの影響が多大にあります。
男子(「好ましい」とされる系の)と仲良くするには「かわいらしい女子(=影響力のある女子)」のグループに入らなければいけないわけです。
(見た目や性格による暗黙の序列があるのは集団の性だと思います)

当然私に入れるわけがありません(笑)
だって面白くないんだもの。話はテレビとか恋愛ばっかだし。
よくあんなに騒げるなーと、冷めた目で見てた。

でもそうすると「女子として扱われる」道が閉ざされるんですよね。
(あくまで高校の時の経験談で、一般論ではありませんのでご注意を)

もちろん男子とも仲良くなるけど、それはあくまで「人間」として。
「男子」と「女子」という性質が強く意識される関係ではないわけです。

それが、「学年が違う」というだけで全く変わりました。

何がヒットしたのかわかんないんですが、やたらかわいがられる(男女問わず)。
見た目男っぽいし、しゃべっても別に面白くなかったと思うんだけど。
「先輩たちのこと大好き!!」感は全開だったので、その犬っぽさがよかったのかも。

「妹分として」というのがもちろん圧倒的に多かったのだけれど、
中には「女子として」かわいがってくれる人も稀におりました。
「マンガかよ!!」ってツッコミたくなるようなこともあったなー(笑)
詳細は恥ずかしいので書かないけど。

そうやって「守られる存在」として大事にされているうちに、
女子であることに否定的な感情を抱かなくなっていったんですよね。

「扱い」って大事ね

今ではワンピースを着たり、ネイルをしたりするのにも全く抵抗がなくなりました。
相変わらず価値観は男みたいなんだけど、そこに女性の感覚も共存している感じ。
とは言え、やっぱりあんな風にきゃっきゃできないけど。
たまに女子会に誘われますが、まじで苦行です。
飲み屋に行ってぐだぐだしゃべりながら日本酒飲んでたほうが楽しい(おっさんか)。

今では「もっと女子らしくしとけば良かった!!」とちょっぴり悔やんだりもします。
制服着とけば良かったなー(笑)

当時は断固拒否だったのに。何だかちょっと不思議な気分。


「女性として認識される」ことで初めて「女性」になる。

扱われ方ひとつでこんな感じに価値観まで変わっちゃうこともあるよというお話でした。
男性の皆様、身近な女性を大げさにかわいがってあげるといいことがあるかもしれませんよ(笑)