卵から育てた金魚さん達の今

去年の4月、金魚が卵を産んだ記事を書いた。

この金魚さん達の現在と、育成について書く。
思い出話みたいなものだが、もし同じように卵から育てる人の参考になればと思う。

金魚さんたちの今

なにはともあれ、現在の写真を貼っておこう。

結局、30匹にも満たない数になってしまった。
最近は落ち着いていて星になる子もいないが、突然大量死したり、病気になる子がいたりと、「育てる」ということはやはり難しいのだなあとつくづく思う。


水槽の内訳は、10cm程度の子が2匹、他は7cmくらいが主流で、小さい子が5cm前後だろうか。
縄張り争い等もなく、特に問題ないように思える。
お腹の形状が違う子がちらほらいるので、来年の春頃にはまた産卵するかもしれない。


水槽が汚い?
いやいや、この方が状態が安定するのだ。これはガチ。
以前は透明な水槽を維持しようときれいにしていたのだが、コケだらけの水槽のほうが生存率が高いことに気づき、過剰な干渉はやめることにした。
…まあ確かにちょっとコケ取ってもいいかな。掃除しよ。

育てるために使ったもの

育成に使用した部材は下記の通り。

・45cm水槽×2
・25×40 コンテナ×1
・ヒーター×2
・エアレーション用ポンプ×2
・外部ろ過装置×2
・水中ろ過×1

これ以外にも、100均やホームセンターで材料を買い、自作で上部ろ過装置を作ったりもした。
もちろんすべてを同時に使っていたわけではなく、成長に合わせて装備を増やしていったのだが、振り返ると結構投資してるなあ(笑)
もちろん今も使っているし、まったく無駄にはなっていないので良いのだけど。


ちなみに使ったのはこのあたり。
私的には結構おすすめできるのだが、水槽のサイズや何を飼育しているかによっても必要な装備は異なるし、参考程度に見てもらえればと思う。

ヒーター

金魚用より高めの温度のものを選んだ。
理由は後述する水カビ病対策と、冬季の室温低下懸念である。
何せ冬の朝の室温6℃とかやからね、この家…
この時期は45cm水槽で20度くらいをキープしている。

エアレーション用ポンプ

エアレーション用のポンプは水心一択。
振動音が気になる方はほんまに水心を選んでほしい。
Gで始まるメーカーのも2つばかり使ったが、振動・空気圧の強度、クオリティが全然違う。
G社からの乗り換えで初めて水心を使った時、あまりに静かで動いているのか触って確認したくらいだ*1

ろ過フィルター

スペース的に上部フィルターは扱いにくいので、この外掛けフィルターを愛用している。
今は45cm水槽が3つあるが、すべてこれだ。
値段も手ごろだし気に入っている。
しいて言うなら、長期間使っていると稼働音がうるさくなってくるところが難点か。
まあその時は買い替え時ということで、「お疲れさま」と言って送り出すのがいいのかもしれない。


水中フィルター(投げ込みフィルター)は大抵これだろう。
アクアリウム界隈では、これが安価で最強のフィルターとかいう話もあったりする。
最初はこれ1つで管理していたのだが、どうにも水中フィルターの物理ろ過力の低さが不安で*2、後で外掛けフィルターを追加した。
今は物理ろ過はほぼお役御免で、生物ろ過とエアレーションを担ってもらっている。


細々としたものまで上げると、スポイト、網、掃除用の手動ポンプ、エアレーション用チューブ、エアレーション用の石 (=エアストーン) などがある。
このあたりはダイソーで買えるので、ぜひ探してみてほしい。
スポイトは書道やお絵描き用の3つ入りもの、他は水槽コーナーに置いてあった気がする。

無事成長させるためにはどうすればいいのか?

いくつか失敗からの知見を書こうと思う。
これから金魚の卵を育てていく方の参考になれば幸いである。

稚魚をスポイトで吸い込まない

育成初期、スポイトでブラインシュリンプを与えたり、水槽の掃除をしたりすると思うのだが、この時稚魚を吸わないように細心の注意を払った方が良い。
一見無事なように見えても、成長するにつれて背骨が曲がったり、口の形状がおかしくなったりして長生きできなくなる場合がある。
もちろん不慮の事故もあるし、0%にはできないだろうが、それでもなるべく減らしてほしいと思う。

水流はなし、あっても激弱で

孵化後は小さな水槽での育成でいいが、稚魚が金魚らしい見た目になってきたら移動が必要になる。
その時、ろ過フィルターやエアレーションを付けることになると思うが、その際は水の流れの強さに注意してほしい。
流れの強い水槽では、金魚は想像以上に疲弊する。
まともに育たないどころか、星になってしまう子もいる。
そのことに気づいた私は、前述の外掛けフィルターを最弱にし、水中まで届く板を取り付けて、水がその板を這って落ちるようにした。
もしくは、落水ポイントに発泡スチロールか何かを浮かべておいても良いと思う。
とにかく、水流に巻き込まれないようにした方が無難だ。

病気になっていないかこまめに観察する

金魚に限った話ではないが、弱った魚が良くかかるのが「水カビ病」だ。
魚の体表に白いカビのようなものがつくので、一目でわかる。
水質悪化が原因と言われるが水替えしていても発生するので、結局は金魚の体調次第なのかなーという気がしている。
水カビ病のような明確な病気には当てはまらなくても、水槽の底でじっとしていたり、泳ぐときにふらついている場合もある。
それと特殊な個体(生まれつき色が違う、奇形など)は弱りやすいのでよく見てあげてほしい。
このような状態変化に早く気付けば、生存率をもっと上げていけるはずだ。


ちなみに弱った金魚には塩水浴が効く。
淡水に塩 (料理用の塩でOK) を入れ、0.5%の塩水を作り金魚を投入。
詳しくは「金魚 塩水浴」で検索をかけてほしい。

エアレーションをしっかりする

魚の呼吸だけではなく、バクテリアの活動にも空気は消費される。
エアレーションは過剰なくらいでちょうどいいのではないだろうか。
今は外部ろ過の水流+水中ろ過+エアレーションで対応している。
エアレーション用にエアーポンプを用意する必要はなく、コック付きの分岐パーツを使えばOKだ。
こういうやつ ↓↓

ただし、エアレーションによって起こる水流には注意してほしい。
あまりにエアーの出が多いと金魚が疲れてしまう可能性がある。
大きい泡を避けるため、チューブにはエアストーンの装着が必須だ。
エアストーンはダイソーに置いてあるが品切れの場合も多々ある。劣化時に備えて2個買っても良いかもしれない。

きちんと観察し対応をするのが大事

生き物を飼うのに大事なことは、結局のところ「よく観察する」ことに尽きるのだと思う。
観察していれば変化に気付き、対応することができる。
金魚のためにきっちり時間を取りケアしてあげるという当たり前のことが、実は金魚の生存率を上げるもっとも重要で効果的な方法なんだと思う。
「○○すれば生存率100%」などは、話半分に聞いておいた方が良いだろう。

これからも地道に観察を続け、金魚さんたちがなるべく長生きするように育てていこうと思う。

*1:G社のがうるさ…いやなんでもないです

*2:フィルターの周りにフンがたまってるの見えるんだもの…

頸椎ヘルニアになったのでブログを再開することにしました

どうもどうも、ご無沙汰してます。
気付けばもう1年以上書いてないようで。時間がたつのは本当に早い。

うっかり頚椎ヘルニアになってしまいました。痛い。
近況報告も兼ねて、ちょっとお話させてもらおうと思う。


こんなことしてました

実はこの間、ゲーム・お絵描き界隈に身を置いていた。
ゲームはYoutubeに投稿したり、配信してみたり。
たいして面白くもない上に投稿数も少なく、全然見てもらえないのだけれど、これはこれで結構楽しいのだ。
動画の作り方も身に付いたし、これからも続けていくつもりでいる。
お絵描きは板タブにiPad、TourBox Eliteまで購入するという気合の入れようなのだが、笑えるほど実力がついてこない。
というか、こんなに下手だったかな…?
界隈に合わせてかわいい絵を目指していたせいもあるけど、まあ上手くならない。
やはり自分の描きたいものを描くべきだなーと痛感している。

釣りもしっかりやっていた。
最近は釣り堀だろうが何だろうが、常にメーター付きのベイトリールで釣っている。
棚取りをしなくていいのは大きなメリットである。場所によっては棚取りおもりの音だけで釣れなくなることもあるからだ。
このリールのお陰で、ある程度狙い通りの釣りができるようになったかなあと思う。

電動リールも買った。
使い勝手を考えて、パワーと本体重量のバランスが良いものを選んだ。
にもかかわらず、船釣りは釣果が芳しくない。
釣りにはタイミングというものがあるから、単に引きが悪かっただけなのかもしれないが、いつか電動リールでも巻き上げられないような大物に出会ってみたいと思う。
(実際出会ったら巻けなくて糸を切られるのを待つしかない、ということになりそうだけど)

頸椎ヘルニア、てめえだけは許さねえ

ゲームもしたい絵も描きたい、釣りだってまだまだやるぞ!と思っていたのに。

まさかの頸椎ヘルニア

首はあかん。
寝ている以外のすべての行動がダメージになる。
歩いただけ、椅子に座ってるだけで痛いとか、ほんまに何のバグ?
ちょっと人間の設計おかしくないか?首が弱点にも程があるやろ。
いやマジで勘弁してほしい。

ゲームもお絵描きも首が痛くて長時間は不可。
釣り?左手の力が入りにくくなってるし、船は揺れが無理。

つまり、やりたいことが大幅に制限されるということだ。

頸椎ヘルニア、許すまじ!!

頸椎ヘルニア経験者のブログが読みたい

そんな状況でなぜブログを再開したかというと、検索に出てこないからである。
「頸椎ヘルニア」の単語を付けて検索をかけると、上位に出てくるのは整体・鍼灸・病院のサイトばかりである。
大体書いてあることは同じで、首を反ってはいけない、安静にするのが大切、肩回りをほぐすのは効果あり、など、当たり障りのないこと+宣伝ばかりだ。
そんなことは自分の身体を観察すればわかるのだ。
首を反るとかまずできない。
安静にしたいが、仕事があるのでそうもいかない。(幸いなことに、私は自由に休憩できる業務なので、痛くなったら横になることにしている)
肩回りをほぐす?どこをどうやって??

もちろん有益な情報もあった。
が、私の欲しているのは「頸椎ヘルニア経験者の生の声」なのだ。

どんな椅子なら痛みが軽減する?
ネックサポーターはしたほうがいい?
痛みってどういう感じ?(同じような痛みを感じているのか、人によって違うのか知りたい)
ストレッチと首周りを鍛えるといいという話があるけど、実際どうなの?
手術を視野に入れるタイミングは?
タリージェ、何mg、何週間で効いた?

などなど。
頸椎ヘルニア経験者でなければ、まずわからないような話ばかりのはずだ。

インターネットはこういった個人の持つ情報にアクセスできる手段であったはずなのに、検索上位が宣伝目的のサイトで埋まっているとはどういうことなんだろう。
「頸椎ヘルニア ブログ」で検索しても結果があまり変わらないのだ。本当に末期だと言わざるを得ない。
こんな状況にイラっとしたので、ブログを再開することにした。
SEOをどうこうする気はないので無理かもしれないが、そのうち私のブログが「頸椎ヘルニア」である程度検索上位に出てくれるといいなーと考えている。

そんなわけで、これからちまちま更新するのでよろしくお願いします。
あ、もちろんほかのネタも書くよ!

【4月】家庭菜園振り返り 収穫と植え付け

家庭菜園2年目。
今年は2月くらいからちまちまと活動を開始した。
この連休で色々と収穫できたので、振り返っておく。

小松菜

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全植え付け面積の1/3くらいを収穫した。
比較用の2リットルペットボトルが小さく見える。

アブラナ科なので、虫さんも鳥さんも小松菜が大好き。
虫が活動を始める前に収穫する予定だったので、防鳥ネットのみの対策になってしまった。
案の定青虫が着いた。
やはりきちんとトンネルにするべきだなあ。

小松菜は炒めても似てもおいしい。
且つ作るのも難しくないので、私のような初心者にはおすすめできる野菜だ。

イチゴ

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スーパーからはそろそろ消えそうな時期だが、路地栽培は今から収穫が始まりだ。
去年植えた苗からランナーを育てて株分け、秋くらいに植え替えをした。
冬期の保温のためにマルチを敷き、果実がついたら不織布でトンネルを作った。
あとは肥料。「いちごをおいしく育てる肥料」というものを使った。

by カエレバ

専用肥料を使ったのはいちごくらいである。
(他は化成肥料・油粕・ぼかし肥を適当に使っている)
おかげさまで味は良好。スーパーで買ったものより甘いくらいだ。
量もしっかりあって、2回の収穫で直径30センチのボール2杯分くらい収穫できた。
まだ実はたくさんついているので、もうしばらくは期待できるだろう。
さすがに生では消費しきれないので、ジャムといちごカスタードパイ用のコンポートにした。

かぶ

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かぶも3月に植えたように思う。
マルチなし、トンネルなしでも、直径8cmくらいの立派なかぶに育った。
ただ、育ちすぎたのか筋が口に当たる。皮を厚めに向かないとダメなようだ。
葉も食べようと思ったのだが、細かいとげが多くて断念。

スナップエンドウ

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他の畑を見ていると、豆類は軒並み1mくらいまで成長しているのだが、我が家は50cmほど。どうやら植えるのが遅かったらしい。
ようやく収穫が始まったところだ。

去年はうどん粉病と害虫(ホソヘリカメムシなど)にやられて散々だったので、このままキープしたいところ。
写真に白い筋がある葉があるが、これもハモグリバエという害虫にやられている。
豆類は本当によく虫がつく。
収穫は期待できるが、虫耐性がないときついかもしれない。

ねぎ

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立派なねぎ坊主がたくさんできている。
青い部分を切って使っているのだが、植えすぎて消費が追い付かないためこうなってしまった。
抜いてしまってもいいのだが、夏野菜のコンパニオンプランツにするために一応キープしている。

サニーレタス

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サニーレタスはキク科のため、意外と虫がつかない。
種から10cm程度まで育てて植え替え、その後は放置。
恐らく3月初旬には植えていたと思うが、4月に入るまではほとんど成長しなかった。
マルチやトンネルをすればもう少し早く生育したかもしれない。

シソ

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シソは本当に強い。
苗を買ったのは1回だけで、毎年こぼれ種から発芽して写真のような状況になる。
植え替え以降放置でも飽きるほど収穫できるくらいまで育つ。
スーパーで買うのがアホらしくなるくらいだ。
去年は初めてシソの実も収穫した。塩漬け・醤油漬けが本当においしくておすすめ。
プランターでも簡単に育つので、これも初心者向け野菜の1つだ。

今植えているものあれこれ

・じゃがいも
初挑戦。家に放置していて芽がでたジャガイモを植えた。
順調に育っているが、病気の可能性があるから本当はちゃんと種芋を買ったほうがいいらしい。
そろそろ実がついてくる頃。間引いた茎に2~3cmの芋がついてきた。
レンジで加熱して、バターと塩で食べたら最高だった。


・玉ねぎ
そろそろ収穫できるような気がするのだが、目安がわからない。
市販の苗+放置で芽が出た玉ねぎを植えている。


・にんじん
ようやく葉が伸びてきた。
前回収穫したものは、市販されているものとは比較にならないほど甘くておいしかったが、今回はどうなるか。


・ミニトマト
4月の最終週に2株植えた。
コンパニオンプランツとしてシソを間に植えてみた。
病気・虫予防に農薬散布している。


・ナス
普通のナス・水ナス・米ナスを植えた。
去年は結構な率で急に立ち枯れてしまった。病気だったのかもしれない。
コンパニオンプランツとしてネギを植えた。
トマト同様農薬散布。


・ピーマン
3株植え付け、農薬散布済み。
ピーマンは収穫まで割と早い印象。すでに1つ目の花がついている。
プランターでも育つので、これも初心者おすすめ。


・かぼちゃ
苗をもらったので8株植えている。
去年の収穫は1つ。今年は記録更新したい。


・オクラ
去年大きくなりすぎた実から採取した種を植えている。
オクラもきゅうり同様、実ができたら一気に大きくなる野菜だ。
私のように週1メンテ勢にはなかなか厳しい。
まだ芽は出ていない。


・里芋
里芋も強い。転がしておくだけでも成長して子芋をつける。
注意するのは夏場の水切れくらいか。


・キャベツ
虫対策に不織布をかけて放置。
時間がなくて様子を見ていない。そろそろ巻き始めてるだろうか…。


・ブロッコリー
スティックブロッコリーを買ったはずなのだが、メインの花茎しか成長していない。
これも不織布をかけて放置している。

金魚の稚魚が大きくなりました

この数週間で、目に見えて金魚の稚魚が成長している。

 

今日の金魚の稚魚

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前回更新時

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今の写真の方が縮尺的に小さいくらいだが、明らかに太く長くなってるのがわかる。

 

実寸は12mmくらいだろうか。

大きくなったのでブラインシュリンプは卒業。

ブラインシュリンプの黄身を乾燥させた物を昨日から与えている。

 

by カエレバ

 

このエサ、かなり浮力が強く、何もしないといつまで経っても浮いたままだ。

エサに気付くかわからなかったので昨日はスポイトで水に混ぜ込んで沈下させていたが、今日水面まで食べに来ていたのを確認した。

ちゃんと「食べるもの」と認識してくれたようだ。

 

食べる量が増えれば当然排泄も増える。

水質悪化対策として、毎日朝と夜に掃除と水換え(全水量の1/5くらい)をしている。

ちゃんと面倒を見ていて、我ながら偉い。

 

やや手狭になって来たので、GWには別水槽を立ち上げて引っ越しさせる予定だ。

 

釣り餌用のシラサエビ(スジエビ・テナガエビ)の飼育

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釣りエサとしてよく使用されるのがエビ類である。
私の住んでいるあたりでは、「シラサエビ」という名で生餌が販売されている。
1単位は「1杯」、1回の釣り堀では使い切れないくらいの量がある。
スーパーに売っている甘えびなども食いがいいが、やはり生餌の安定性は捨てがたい。
もったいないとは思いつつも、毎回使いきれない量のシラサエビを買うことになってしまっていた。
残ったエビは放流していたのだが、ある時「淡水だし簡単に飼育できるのでは?」と安易に水槽を立ち上げてみた。
結果、存外に手こずり、1年ほどたった今も現在進行形で改良中だ。

ネットで調べても飼育情報があまり出てこないので、同志のために情報を残そうと思う。

水槽の装備

我が家の水槽装備は下記の通り。

・45cm水槽
・外部ろ過フィルター
・上部ろ過フィルター(自作)

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この装備で現在は30匹程度いるはずである。
釣りの後には50匹以上になっているときもあるが、数週間の維持なら問題ない。
(もちろん☆になる個体が0ではないが)


うちにある水槽はこの外部フィルターを使っている。

by カエレバ

安い割にはよく働く。
最初は投げ込み式で運営していたのだが、上部フィルター使用で育ったせいか物理ろ過ができないことにもやもやし、こちらに変えた。


上部フィルターは自作。
本当は良くネットにある「エアポンプで水を水槽上部/外部まで運んでろ過するフィルター」を作りたかったのだが、エアポンプの能力不足なのか、流量が少なすぎてうまく揚水できず、断念。
手持ちの水中ポンプを利用して作成した。

by カエレバ

これはろ過というより、水流を作るつもりで購入したもの。
前回記事にちらっと書いた、ウグイを飼育するのに使っていた。
これも安いが、なかなかの水量である。水槽上部まできちんと水を運んでくれる。

gachamania.hatenablog.com

水槽設置場所は、午前中だけ日の入る部屋の明るい日陰。
水草はアナカリスだけ植えてある。
1~2週間に1度程度のメンテナンスをしてきたが、この装備で水が濁ることはなかった。
(ただし、食べ残しと死骸は発見次第取り除いた)

エサについて

釣具屋では「シラサエビ」という名で購入しているが、実際はスジエビとテナガエビの混在である。
観賞用として売っているヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどとは違い、かなりの肉食。
そして厄介なことに、体長・購入店によっても食性がことなっているようなのだ。

我が家のスジエビ・テナガエビの数を減らす要因ワースト1は「共食い」である。
小さな個体からどんどん減っていく(且つ、死骸の一部が食べられている)ときは、恐らく捕食されている。
エビは悪食と言われているが、実際は好みでないエサは全く食べないようだ。

試したエサと結果は下記の通り。

・ザリガニのエサ:〇
小さめの個体はよく食べた。
1袋あれば相当持つ。安いので試してみる価値はあるだろう。
食べている姿はとてもかわいいが、水がすぐ汚れるのであげすぎ注意。

by カエレバ


・ヌマエビのエサ:△
たまに食べるかなあといった程度。やはりヌマエビとは食性が違うらしい。
沈下性な割に最初は浮いているし、あまりいい印象がない。

by カエレバ

・川魚のエサ:〇
ウグイ用に用意していたものだが、個体のサイズを問わず食べた。
粒が細かいので掃除が大変。
このエサが水質悪化させたのが原因で、かなり数を減らしたこともある…。
管理さえできれば小さい個体にも食べやすい良いエサだ。

by カエレバ

・魚の切り身:〇
釣り人なら冷凍庫に魚があるはず。これを切り身にしてあげてみよう。
私があげたのはアジだが、他のエサに見向きもしなかった個体もようやく食べてくれた。
食べ残しを毎回掃除が必要なのが難点。


色々情報を探していたら、「ちくわが良い」とのことで、また試してみようと思っている。

その他諸々

・水質変化に弱い
 →水替えは少量をこまめにするのが吉
・捕まるところ・影をつくる
 →水草・鉢底ネットで対応
・砂利がないほうが生存率が高い
 →掃除がしにくくなるためか?食べ残し掃除を丁寧にすると良さそう
・フタがあったほうが良い たまに干しエビになっている…

シラサエビ飼育の恩恵はコスト削減だけではない。
サイズの大きい個体を手に入れられるという点も大きなメリットだ。
アピール力は個体サイズに比例する。
小さい個体を飼育して大きくしてから使うのも手だ。私は実際何度かやっている。

デメリットは、情が湧いてエサとして使いにくくなること。
エビはかわいい。
アクアリウムでハマる方がいるのもうなずける。


スジエビ・テナガエビ飼育のハードルは低くはないが、やれないことはないはず。
釣り餌として育成したい方々の検討を祈ります!

金魚が卵を産んだので稚魚を育ててみる

もう数か月前の話だが、金魚を飼い始めた。
と言っても、自発的に購入したわけではなく、青物(ブリなど)用の釣り餌として購入されたものを譲り受けたものだ。
金魚は目立つので青物をいい感じに煽ってくれるような雰囲気があるが、実際は全然反応がなかった。
(もちろんその日の地合いの影響もあるので、ダメとも言い切れないが)


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一緒に写っている銀色の魚はギンペイ(ウグイ)。
同じく青物用の釣り餌である。
「最強の生餌」なんて異名もあるようだが、これも地合い次第。
この魚は渓流釣りでもよく釣れる。ただし色はもっと地味だ。


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釣り餌になるくらいだから訳あり個体かと思ったが、予想に反して金魚は順調に育った。
人間にもすぐに慣れたようで、姿を見たら餌の催促に寄って来る。

そして先月、水槽の中に小さな黒い粒が無数にあるのを発見した。
かなりの数が産み付けられていたにも関わらず、卵が成長して黒くなるまで、私は全く気付けなかった。
想定外のことが起こった時の人間の認知力は相当に低下するようだ。
卵も稚魚も、金魚とウグイの格好の餌となる。
保護のために慌てて隔離したその翌日、次々と孵化が始まった。
どうやら本当にギリギリのタイミングだったらしい。

金魚の稚魚↓


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写真の稚魚の体長は6~8mm。
生まれたてはもっと小さい。
おなかの養分袋(ヨークサック)がないと、ゴミと一瞬間違えてしまうくらいだ。

ヨークサックがなくなった後から、本格的に飼育開始である。
餌やりと掃除、水替えが水槽管理の主な仕事になるが、稚魚は雑に扱うとすぐに死んでしまうので難易度は高め。

実は、1回目の産卵分(冒頭で書いた話の分)は全滅させてしまった。
死因は「餓死」。
もちろん毎日有り余るくらいに餌をあげていたのだが、稚魚は全く食べていなかったようだ。

死因が餓死だとわかったのは、2回目の孵化後である。
稚魚が餌を食べると、無色透明の体が餌の色になる。
写真でもほんのりオレンジ色になっているのがわかるだろうか。
1回目の稚魚では、このような体色変化が全くなかった。

今日までに餌は3種類使用したが、食べたのはブラインシュリンプというプランクトンのみ。

人工飼料:×
ブラインシュリンプの黄身(乾燥):×
ブラインシュリンプ:〇


私が使っているのはこれ。

by カエレバ


20gで1000円ほど。
Amazonと近所のペットショップを比較しても、値段はほぼ変わらない。
少々値が張るから避けたくなるが、他の餌には見向きもしないのであきらめよう。
今のところ1週間で1g使用で十分間に合っている。
稚魚の成長に合わせて、徐々に人工飼料に切り替えていく予定である。


私が最初にブラインシュリンプを避けた理由は価格だけではない。
実は、ブラインシュリンプは給餌にとても手間がかかるのだ。
塩水の中に卵を投入、エアレーションで撹拌しながら24h待つ(時間は気温によっても変動する)。
孵化したブラインシュリンプをスポイトで吸い取り、稚魚に与える。

↓うちのブラインシュリンプ孵化セット


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金魚鉢、エアチューブ、エアストーン、スポイト、ライト、水入れ(タッパー)、スプーン、すべてダイソーで購入。
最近のダイソーは水槽関連の道具も置いてあってとてもありがたい。
この写真には載っていないが、逆流防止弁、エアチューブ、チューブ固定用吸盤などは結構使うので、見つけたら買い置きをしている。

スポイトはいいサイズ感のものが書道コーナーに置いてあった。
ブラインシュリンプの体長は1mm程度。
水槽用の大きなスポイトは不適である。


採取は下記の要領で行っている。

①孵化用の金魚鉢にライトを当てて稚魚を寄せ、スポイトで吸う
 この時、浮いている黒い粒=卵の殻 は極力吸わないようにする
 稚魚が食べると消化不良を起こす場合がある

②タッパー内にある程度の数を集めたら、稚魚の水槽からスプーンで水を入れる(塩分の希釈)

③スプーンもしくはスポイトで、水流を起こさないようにやさしく稚魚の近くに給餌する

これを稚魚の体色がオレンジ色になるまで繰り返す。
1日に4回給餌がいいそうだが、さすがにハードルが高い。私は朝晩の2回給餌にしている。


今は浅めのコンテナで飼育していて、数はおそらく200匹を軽く超える。
これから脱落もあるだろうが、順調に行けば45cm水槽がアート・アクアリウムのような状態になるかもしれない。
ぜひこのまま育って欲しいものである。

Unityでゲーム制作開始

前々からやろうと思っていたゲーム作り、ようやく取りかかり始めた。

Unity始めました

X本当に昨日触り始めたばかりで、ようやくTilemapの使い方がわかったところだ。
コード打ちが少ないのが意外である。
Mapなんて配列を使って作るものだと思っていたのだが。

その分、ソフト自体の使い方が複雑である。
表記が英語なのもわかりにくさに拍車をかけている。(もしかして日本語パッチあるんだろうか…)
人によっては「英語のソフトだから無理」となってしまうかもしれない。
逐一調べて、ちまちま作って行こうと思う。
unity

ファミコンウォーズ的なやつが作りたい

flash全盛期、脱出ゲームを作っていた。
当時から「ファミコンウォーズっぽいものが作りたい」と思っていたのだが、コードを理解する時間的な余裕がなくなって放置、結局10年以上手を付けずに過ごしてきた。
だが先日、ふと「このまま作らずに死の床についたら、絶対心残りになるな」という思いが湧いたのだ。

「やらない後悔」を私は既にいくつか経験している。
「実行していたらいい結果を得られたかもしれない」
ポシティブな可能性を否定できないことにより、真綿で首を絞められるようにメンタルを削られていく。

「やった後悔」よりはマシだなんて声がたまに聞こえてくるが、私はそうは思わない。
「やらない後悔」には過失要素がない。つまり完全に「自分のせい」である。
これは死ぬ前に相当な重荷になるはずだ。

年内完成目標

ここまで考えても、きっとまた放置するのが私である。

まずは極力手間がかからないように試作、畑と釣りの合間にするので年内完成できれば御の字か。
最終的には絵から自作して作る予定である。
さ、がんばろ。

家庭菜園が想像以上に楽しい

久々の更新。皆様健やかにお過ごしだろうか。
梅雨明けからの急激な気温上昇で、私はきっちり暑さに負けている。予定調和である。

今年の春から家庭菜園を始めた。
昨年から食料に対するリスクヘッジが必要だとぼんやりと考えていて、それを実行した形である。
(何となく、お金があっても物が買えなくなる時代が来るような気がした)
開始時の投資はほとんどなし。ご厚意に甘えさせてもらっている。
地方住みはこういうことがあるからありがたい。
メンテは週一程度で趣味のレベルの家庭菜園だが、予想以上の成果を得ることができた。

畑の収穫量はプランターと比較にならないレベル

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1ヶ月程前の写真である。
写真のピーマン、1つが10センチ程ある。
ナス、15〜20センチの米ナスと20〜22センチの千両ナスがごろごろと収穫できた。
トマトは直径8〜10センチ。緑のときに収穫し、家で追熟させるスタイルだ。(カラス対策)

プランター栽培ではピーマンは7センチ程度、トマト(大玉ではなくミニトマトだったが)の収穫量はここまで多くはなかったし、ナスに至っては小さい実1つで終わってしまった。
トマト、ナス2種、ピーマン、それぞれ3株ずつの栽培。
正直こんなに収穫できるとは思っていなかった。嬉しい誤算である。
特に今年は野菜の価格が高騰している。最大限に恩恵を享受できているように思う。

敵は草と虫と病気(たまに野生動物)

畑仕事は敵との戦いでもある。

・草
特に今の時期は無限増殖していて本当に厄介である。
手作業で根から切るが、畑の面積が広く、全エリア一斉の草刈りは到底不可能。
他のエリアを対応している間に、すっかり元通りだ。
ゾンビ狩りが現実で起こったら、こういう気分になるのかもしれない。
放置すると畑から藪にクラスチェンジ、害虫や病気の温床となる。

・虫
カメムシ、毛虫、アブラムシあたりが頻出する。
特にカメムシはエンドウ豆、枝豆、ナス、ピーマンを食害する厄介な敵だ。
全エリアで虫除けネットを設置できればいいのだが、あまり現実的ではない。
最初は手で駆除していたのだが、結局農薬に頼ることとなった。



収穫前日まで使える、毒性の低いものである。
これでも十分効果はあった。

・病気
エンドウを育てていたが、うどんこ病で壊滅。
それ以来、怪しい葉を見つけたら取るようにしている。
きゅうりが少々怪しい気配を出しているので、必要なら農薬散布。
先の農薬で対応できるはずだが、効果は確認していない。

・野生動物
トマトがカラスに食害されている。最近は熟していなくてもつつくようになってきた。
また、畑の前でイノシシの足跡を発見した。
柵はあるので大丈夫だとは思うが、気をつけなくてはいけないだろう。

畑があれば通年何かを栽培できる

今はきゅうり、モロヘイヤ、青紫蘇、赤紫蘇、パセリ、ネギ、かぼちゃ、里芋、菊芋、サツマイモ、春菊、ニラ、人参を栽培中である。
人参は時期外れに植えたので怪しいが、それ以外は順調に育っている。


温度変化が激しいため、プランター程度の土量では冬に野菜を育てるのは厳しい。
が、畑ならトンネル掛け等の保温対応をすれば栽培可能である。
(トンネル掛け:アーチ型の支柱にビニールや布をかける 保温、防虫効果が期待できる)
暑さがおさまったら白菜の種まき、寒さに強い野菜があれば他にも仕込んでおこうと考えているところだ。

目指すは半自給自足でQOL向上

家庭菜園と釣りをすると、食材の相当量をまかなうことができる。
おかげでスーパーに行く機会が劇的に少なくなった。

平日は仕事、週末作業で食費の軽減を図る今の生活は割といいバランスの生活だと考えている。
完全な自給自足は食材選択の幅が狭くなる上、食材の下処理(野菜なら洗浄や可食部の選別、魚なら捌く)の手間も増えるため、そもそも目指していない。
(完全自給自足になったら、どう考えても肉の調達ができそうにない…)

今後の展望として、仕事をしつつ、畑での作業時間を徐々に増やしたいと考えている。
そういう意味では、在宅ワークがデフォルトになってくれるとありがたい。
在宅なら、仕事の隙間に食材の下処理→調理が可能。
昼休みにご飯を作りながら夕飯の支度もし、夜はゆっくり過ごすという理想的な日常を作ることができる。
家事も極力自動化、食洗機・ドラム式洗濯機は必須である。
(自動化・外注=手抜き=悪 みたいな捉え方をする方がいるが、最低1年程度全ての家事に対応した後、同じことを言えるか聞いてみたいものだ。文明の恩恵を受けることを拒否する意味がわからない)

私が生きる上で目指すものは、QOLの向上である。
自分や自分の大切なものがいかに心地よく生を全うできるか、これに尽きる。
家庭菜園での半自給自足は、この目標達成に大いに貢献してくれそうだ。